先日、東京都内の表参道・原宿エリアで、以前施術のお客さん役で登場したタイガー小林さんとのフォトセッション(ポートレート撮影会)を行いました。
最初は、何かと制約の多い建物内での撮影だったこともあってちょっと窮屈な感じでしたが、外に出て解放されてからは楽しさ面白さがどんどん大きくなりました。
僕自身、街を歩きながら、「今ここで撮ったら素敵なんじゃないかな」という撮りたい衝動と、「あぁ、ほんとにいい表情してるなー!」という純粋な感動に突き動かされ、いわゆるシャッターを切らされるようないつもの感覚に入りました。
最後の方で入ったカフェではいろいろな話をしましたが、やはりそのとき話している会話の中身によって、それまでなかったような素敵な表情が生まれるのをあらためて実感しました。
タイガーさんのご感想は、いずれVoiceの中でご紹介できたらと思っていますが、「自分の自然な表情が、『他人にこう見られたい』と思って作ったガチガチに固まった表情よりずっと美しかった」という言葉には、あらためて気づかされるものがありました。
「他人にこう見られたい」という想いは意識的無意識的にどこかで抱いていることが多いですよね。写真を撮られる時は、よりいっそう強く意識するのがごく自然なことだと思います。
でも、今その時点で意識を向けた撮影以外の何かに強く集中できたり、たくさん写真を撮られているうちに、表情を作る必要がないことを体感し、自然体で撮られることに慣れてきたりして、「こう見られたい」を忘れたとき、そのとき内側にある想いや感情が素直に現れる瞬間があるのです。
そんなときの写真には、その人本来の美しさが現れていると、僕には感じられます。
やはり、じっくり時間をかけて撮影していくスタイルがいいなと、あらためて感じました。
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