今回は、紫陽花が咲き乱れる北鎌倉、明月院、浄智寺、東慶寺にて、ホームページのVoiceにも登場していただいているゆうこさんとのフォトセッション〜ポートレート撮影のSouls Photo Session〜をしました。

紫陽花とのポートレート

雨上がりの水々しい植物たち、遠い昔を思い出させてくれるような古寺の庭、暑すぎず寒すぎない曇り空の下に流れる、ゆったりとした豊かな時間

手付かずの大自然も素晴らしいけれど、人手の入った自然もまた、心を癒し、浄化する特別な力を持つ

とりわけ人の愛情と自然とが響き合うハーモニー、心のこもった人の思いやりに応える生き物たちの喜びが感じられるとき、存在の至福が全身を満たす

そんな場のエネルギーを受け取るピュアな感性を持っている人だから、僕は何も特別なことをする必要がなくて、ただ共にいて、シャッターを切るだけでいい

すべて自然が導いてくれる
あるがまま、委ねて、感じるだけ

明月院でのポートレート

古いお寺がある場所はいろいろあるが、北鎌倉はとりわけしっとり落ち着いたたたずまいを感じさせてくれる

特に、訪れるタイミングや場所によっては観光客が皆無で、ほとんど貸し切り状態になるのだが、その静かな時間は実に豊かだ

何百年も前から変わらずそこにあり続けているような素朴な庭にも、おそらく心のこもった人の手が入っているからだろう
いわゆる荒れた庭とはまったく違った品の良さが、植物の姿形や庭の細部のあちこちに見つけられる

やぐらと呼ばれる、岸壁を掘って作ったお墓が点在して、その一帯に霊的な雰囲気を醸し出し、少し近寄りがたい場所になっている

近くを線路が走っているので、たまに列車が通る時はそれなりの音がするのだが、不思議とうるさい感じはせず、静かな風の音や美しい小鳥たちのさえずりに耳をすますこともできる

歩き疲れたら、古い建物を利用したおしゃれなカフェがいくつかあって、ゆったりとしたソファーに身を委ね、小くて可愛い庭を眺めながら喉を潤すこともできる

繊細な人間にとって、身を置く場所は大切
都会の喧騒の中では、心にバリアーを張り、感覚を麻痺させなければ生きてゆけない
感覚を麻痺させたままでは、偽りの自分を生きているみたいで、命の味わいも感じられない
繊細な心を晒せなければ、繊細な音、風景、香り、味、感触、そして目に見えないものを感じる感覚が鈍り、ありのままの自分でいるのも難しい

そんなことを感じたり、話したりしながらのフォトセッションは、僕にとっても特別で、本当に豊かな時間

Souls Photo Sessionの詳細は、こちらでご覧ください。

窓越しのポートレート