毎月執筆している、スカイマークの機内誌エッセイ「ユウキが行く。」
11月のテーマは「身につけるもの」でした。
僕は「浴衣と地球人意識」というタイトルで書きました。

浴衣

今度、長期の旅に出るときは、浴衣や甚平をもっと多用しようと思います。

海外の旅では、否応なく、自分の生まれ育った国や地域のアイデンティティーを意識させられることがあり、それもまた、旅の味わいになります。

そのとき、身につけているものが民族衣装であれば、なお一層自分の生まれ育った文化の伝統を表現する面白さを感じられます。

前回の旅では、浴衣を一着持って行っただけであり、たまにしか着る機会がなかったので、今度は、着替え用のものも持っていき、浴衣や甚平を着る機会を、もっと多くしてみたいのです。

地球人意識

ここで地球人意識と言っているのは、国、人種、文化などの違いを超えた意識
同じ地球という星に住む住人としての運命共同体意識みたいなもの

それは、先ほどの民族衣装によるアイデンティティーの体現みたいな、ユニークな個性を主張し合い、尊重し合うことの面白さと
そういった違いを超越して、同じ人間としての共通の感性を感じたときの仲間意識みたいなものの
両方を含みます。

違うから面白い
一見違うのに同じだから面白い
この両方の面白さを感じられるのが、旅の醍醐味の一つだと思います。