毎月執筆しているスカイマーク機内誌の旅エッセイ「ユウキが行く。」

すでに過ぎてしまいましたが、11月号のテーマは「世界の空港」でした。
僕は「ターミナル間の移動」というタイトルで、エジプトのカイロ空港での出来事について書きました。

ターミナル間の移動〜その1

知らない空港での乗り継ぎ移動って、まずは案内表示に頼るしかないですよね。空港全体の通路の状況なんてわかっていないですから。
しかし、カイロ空港では、どこかで道を間違えて、想定されたルートを外れてしまったようでした。そのため、頼りの案内表示も途切れてしまい、迷子になりました。

そうなると、わかっていそうな人に聞きますよね。だから、目の前にあったタクシーのカウンター職員に聞いたんです。そしたら「タクシーで行くしかない」って。料金も結構なお値段でした。
日本基準だと、いくらタクシー会社だと言っても、歩いてすぐのところを「タクシーで行くしかない」なんて言いません。けど、そこはエジプトでした。自分もウブでした。

ターミナル間の移動〜その2

幸い、タクシー代をおろしにいったATMの近くに案内マシンを見つけたので、目的のターミナルまで歩いて行けることがわかりました。が、歩くルートがよくわからない。
少し移動してキョロキョロしていると、空港職員らしき人がやってきました。「案内してあげる」って。ちゃんとスタッフ票みたいなものもつけています(後でわかりましたが、これは偽物でした)。
でも、少し賢くなって、「人の言うことは信用するな」と学習していました。なので、自分で周りを見回しました。そしたらインフォメーションデスクがあるじゃないですか。そこで聞いて、なんとか助かりました。

その後のエジプト

しかし、その後もまたまた道を間違えたらしく、かなり遠回りして目的のターミナルに着きました。乗り継ぎ時間に余裕があってよかった。
その後も、到着したアスワン空港でのタクシーとの値段交渉、街中での馬車との交渉、ホテルでのタクシーの交渉、馬車の断りの交渉、土産物屋での交渉、船の交渉などなど。エジプトでは一筋縄ではいかない人たちとのバトルが続き、本当に鍛えられました。

印象的だった空港

このエッセイの内容とは関係ありませんが、世界の空港の中で印象的だったのが、モロッコのマラケシュ空港です。
デザイン的に秀逸で、とても美しかったです。
下に、写真を3枚載せました。