スカイマークの機内誌「空の足跡」に毎月執筆している旅エッセイ「ユウキが行く。」
2024年5月号のテーマは「乗り物」でした。
僕は、「あり得ないバス?」というタイトルで、インドのオンボロバス体験について書きました。

そこで言いたかったことを、少し補足したいと思います。

「当たり前」は当たり前ではない

日本ではあり得ないほどの事態でも、外国では普通に通用していて、実際なんとかなることを体験するのは、いろいろな気づきにつながります。

「これはあり得ない」「これが当たり前」と思っていることの多くは、現代の日本に特有のこと。
場所や時代が変われば、常識も変わるものです。

経験を味わう

旅はそれを肌で感じさせてくれ
「当たり前」の思い込み性に気づいて視野が広がり
それによって気持ちに余裕が生まれ
さまざまな「異常」事態に遭遇しても、パニックにならない、さらにはそれを楽しめるようになります。

どんな経験でも「いい経験だ」と楽しめるようになれば
人生、ハッピーしかありません。
楽しむ、というより、味わう、という方が適切かもしれませんが。

価値観は人それぞれ、時とともに変化するもの

そんな状態であっても、自分なりの「好み」「価値観」
みたいなものはあり
それは「個性」として尊重してもらいたいものです。

そして、好みや価値観は、一人の人間にとっても時とともに変化するもの。
そのことは僕自身、身をもって経験しました。

ハッピーな人間関係

価値観には正解も不正解もない
と僕は思います。

ただ、人それぞれ違った価値観を持つことを尊重しあえる人間関係
あるいはそういう社会であれば、ハッピーで楽しいな
と思うのです。

対等で尊重し合える関係が心地よい。(写真はイメージです)