毎月書いている機内誌「空の足跡」の旅エッセイ「ユウキが行く。」。
9月のお題は「祭り」でした。

旅をしていると、幸運にも、その地域の祭りに偶然出会うことがあります。
エッセイでは、世界一周の序盤に訪れたラオスのルアンパバーンで出会ったオークパンサーのランタン祭りのことを書きました。
と言っても、お祭りの描写なんかはほんの一部分。
メインは仕事を辞めて旅に出たことによる変化についてでした。

未熟極まりないまま就職し、いっぱしの社会人になったつもりでいても、いざ仕事を辞めてただの人になってみると、根本的には未熟なままだったことが身に沁みてわかります。
けれど、そうだからこそ、生まれ変わりというギフトをもらうことができたようです。
一つ一つ余計な鎧を脱ぎ捨てて感じる身軽さ。
一つ一つ気づき、発見していく純粋な喜び。
役に立つ社会人である前に、一つの命として生まれ、生きることの喜びを受け取れる人であることの方が、どれだけ大切なことか。

祭りといえば、つい数日前、八ヶ岳NEO縄文祭という素晴らしいお祭りに参加し、撮影をしました。
これについては別の記事でご紹介したいと思います。

ランタン祭り